結婚への価値観が変化している時代で、結婚式をしないカップルも増えています。
実際2022年リクルートのゼクシィブライダル総研の既婚者にアンケートを取った場合、コロナ禍という理由はありますが、結婚式を行った方が75.7%であり、結婚式をしたい人は多いが、一定数行いたいと思わない方もいらっしゃいます。
結婚式をしたくない理由に、金銭的負担が大きい、準備が面倒、目立つのが嫌など様々ありますが、家族に対して今まで育ててくれた感謝の気持ちを伝える場所として、人生の節目として、お金をかけずに少人数ならやってもいいと考えている方もいるのではないかと思います。
結婚式って華やかで素晴らしいけど
たくさんお金がかかるイメージがあって
自分たちで出来るとは思えないよぉ
人生の節目として結婚式はしておきたいという君に
家族だけの式をおすすめするよ!
大きな式よりお金を抑えられるし、とても素敵な思い出を作ろう!
今回は、筆者も実際に行った家族のみの結婚式について解説していきたいと思います。
家族のみの結婚式は友人として参加できないため、親族がしない限り参加することがなく、どのような式になるか見当もつかない方がいるかと思い、実際に行った筆者がどんな式になったのか解説できればと思います。
結婚式とは
結婚式とは、カップルが2人の結婚を誓う儀式のことです。正式には挙式=結婚式ですが、日本では挙式と披露宴がセットになっていることが一般的です。
挙式のスタイルは4つあり、教会式、神前式、仏前式、人前式とあり、これからの将来を支え合って生きていくことを誓う相手が異なりますが、家族の宗教や考え方によってしたい方法があると思いますので、式場を決める際の参考にして頂きたいです。
また披露宴とは、先ほどの挙式とは違い挙式会場から離れて、食事をしながら新郎新婦の演出やゲストのスピーチ・余興などを楽しむ宴のことを言います。
結婚式の費用は
ゼクシィさんの結婚式の費用平均は挙式と披露宴を合わせて303万8000円とあります。具体的にはゲスト人数平均が43.2人で、1人当たり9.8万円かかります。結婚式には挙式料とは別に、衣装代、演出代、会場装飾代、ギフト代などが含まれており、中でも披露宴の飲食代が大きな割合を占めています。
料理は1人当たり平均1万6700円に飲み物4200円、ギフト代1人当たり引き出物、引菓子、プチギフト合わせて平均7594円、会場装飾は規模にもよりますが平均18万3000円、招待状や席次表、パンフレット代に平均1300円、衣装や美容代に平均78万4000円、当日の記録や映像演出に平均80万円と、とても高額になります。
また、結婚に際して、家族の婚姻食事会を両家で行ったり、指輪の購入、新婚旅行代なども考慮すると、とても多くのお金が必要になります。
ゲストが多いとご祝儀でお金がもらえるとはいえ、元が取れるほどもらえるわけはなく、さらに重役を招待する場合は招待料を支払う場合などもあるため、ある程度の貯金が必要になることがわかります。
結婚式をしたくない理由を詳しく解説
費用面
先ほど提示したような金額を考えた場合、費用が掛かりすぎると考える方も多く、結婚すると決めるまでは友人の結婚式などで感動し、結婚式をしたいと考えていた方も、断念せざるを得ない方もいます。
また、貯金があっても結婚式に使うなら新生活や新婚旅行に使いたいと考える方もいらっしゃいます。
準備が面倒
自分と相手の出身地が離れている場合、結婚式場の場所を決めるのも考えなければならず、同級生や職場などどこまで呼べばいいのかなど考えるのが面倒という意見もあります。
仕事と並行しながら、ドレス選びに数回式場を訪れ試着したり、演出の有無などもプランナーさんと会議する時間も設けなくてはならないため、体力的・精神的に余裕がなくなってしまうということもあります。
必要性を感じない
祖父母の時代では、結婚をしたら結婚式を挙げるのは当たり前という時代でしたが、今では結婚式をしないカップルも珍しくなくなりました。
実際感謝の場を設けるために数百万もしようするというのは少しオーバーな気もしますし、ゲストも最低でも3~5万支払わなくてはならないという負担はあるので、呼ぶのに気が引けてしまう気持ちもわかります。
目立ちたくない
結婚式では、ウェディングドレスを着て、関係者様々な方に見られることになります。また、カメラもずっと向けられ、写真や動画に収められます。
その日の主役になるわけですから目立つことは必然なため、目立ちたくないと考えている方は、多くの方を呼ぶ結婚式をしたくないという意見もわかります。
家族だけの結婚式とは
最近上記のように派手な結婚式離れが続いていることから、結婚式を家族だけで行いたいと考える方が多く、そのための結婚式プランが行える式場も増えてきました。
挙式だけや2人だけの式や家族のみ10人未満の式など、人数により様々なカスタムが出来たり、費用も抑えられるため利用する方も増えています。
実際筆者も、本当に感謝している親族には感謝の言葉を伝える意味でも結婚式は挙げたいと考えていましたが、友人をどこまで呼ぶか、職場は?など考えるのが大変で、費用面も考慮し家族だけの式を希望しました。
費用
親族結婚式の相場は10~120万と幅も広いですが、かなり費用が抑えられることがわかります。
挙式のみでは10~30万円ほど、披露宴のみでは10人で50万円~で収められます。親族で行う場合には派手な演出は必要なく、お色直しもしない場合もあるのでその分費用が抑えられます。
挙式と披露宴では100~120万円で行うことが可能です。会場がコンパクトになるので装飾なども抑えられ、会場使用料も割安になります。予算を抑えつつ結婚式感を味わえるためお勧めです。100万円ほどかかりますが、結婚式を友人などを呼ぶ場合平均で300万以上かかるためとても割安であることがわかります。
筆者の場合
筆者は、両親と兄弟のみの10人で結婚式を行いました。
60人呼ぶと400万以上かかる式場で、前撮りまで合わせて150万以内に抑えることが出来ました。
家族からは、周りに気を使うことなく式が行えてよかったと言っていただけ、兄弟も含めてみんなの自己紹介と新郎新婦への言葉を1つずつ頂け、自作した動画も2つ上映でき、式終了後に式の様子をDVDに焼いてもらい、思い出に残る結婚式になりました。
集まるたびに結婚式の動画を見たり、思い出としてよかったね~など語り合うきっかけにもなり、結婚式をしてよかったと心から思います。
まとめ
結婚後の費用も考えると結婚式をしない選択も賢い選択のように思います。
しかし、女性にとってウエディングドレスを着れる機会はそんなにないため、夢をかなえるという意味でも家族のみの結婚式という選択肢もあることを知っていただくことで、結婚式の敷居を下げ、費用を抑えた結婚式を行っていただけたら幸いです。
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