ワンピース実写は大成功!?ガープ中将の存在理由と原作との違い解説【前編】

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実写ワンピースは、2023年8月31日からNetflixでハリウッド実写として配信されています。

尾田栄一郎先生も「この作品に一切の妥協はありません」と熱い思いを伝えており、配信前から話題になっていました。

そんな実写ワンピースを見た筆者が、全話を通して実写ワンピースの感想について語っていきたいと思います。
原作を読んでいた方は、今作の実写ワンピースの改変に違和感を覚える方もいらっしゃると思います。しかし筆者はそのように思いません。逆に実写から入る新規ワンピースファンも入りやすいように作られていると感じました。

今回の記事は実写ワンピースと原作のネタバレを多く含みますので、未視聴の方は見てから読むことをお勧めします。また、第1話第2話第3話も解説していますのでよかったら見に行って下さると幸いです。

また改変要素がとても多くあり、全話全てを一緒の記事にすると長すぎるため、1~4話を先に記事にします

実写ワンピースとは

実写ワンピースは、冒頭でも記載した通りNetflix独占のハリウッドであり、物語としてはルフィが冒険を開始して、グランドラインを旅するために必要不可欠な4人の仲間と出会い仲間になるところまでを描いています。

原作では96話、アニメでは45話までのストーリーであり、それを8話でまとめるという無理難題を違和感のない形で放送できた素晴らしい作品であると言えます。

ですが、短い時間でワンピースの世界観を崩さず編集するのはとても大変であることは容易に想像が出来ます。実際本当は戦う予定だった敵や、出てくるはずのキャラクターが登場しないことが多くありました。

1話から4話の実写と原作の違い

この項目はとても多くあり、筆者が拾い切れていないこともあるかと思いますが、気づき次第更新していこうと思いますのでコメント頂けると幸いです。

1-1 ゾロの登場シーンで原作視聴者に対するサプライズ

ゾロが初登場するシーンで、ゾロがバロックワークスに勧誘されるシーンになっていました。
原作視聴者は、バロックワークスと初対面するシーンで過去に勧誘されたゾロが語るシーンとして描かれていましたが、それが映像として出されました。これは視聴者が想像することしかできなかったことを映像化してもらったことで、昔からゾロが強者であった事実を知ることが出来て嬉しい改変だった思います。

1-2 ゾロとルフィとナミが酒場でニアミスしていた

原作ではゾロが酒場でヘルメッポを教育したのち、酒場の少女を守るために磔にされたのちにルフィが島に到着しますが、実写版ではゾロ同じ酒場にいてその現場を目撃しています。また剣を抜くことなく海兵を倒していくゾロが強すぎて興奮させてくれました。そしてそののちに賞金首をこれからも狩って報酬を得ることを条件にモーガンの提案によって磔にされます。

1-3 海軍基地でルフィとナミが出会う

原作でルフィナミが出会うのは、バギー一味と遭遇した後でしたが、モーガンと戦う前に出会い共闘します。仲間になるとは最後まで言いませんでしたが、戦闘時では大きな活躍を見せました。

1-4 ゾロがなかなか仲間にならない

原作ではモーガンの島を出る際にはルフィのことをキャプテンと呼びますが、実写ではミホークとの戦闘後までその言葉を口にすることはありません。ですが、信頼関係はあるようなので実質仲間のような立場で一緒に旅をします。

1-5 ガープ中将がルフィを追っかけまわす

これが原作との大きな改変であると言えますが、ガープ中将はモーガンの基地に向かいコビーたちを引き連れたのちルフィ海賊団を追っかけまわします。この改変の理由の考察は事項で解説したいと思います。

2-1 全員バギー海賊団に捕まってしまう

原作ではバギーに捕まってしまうのはルフィだけでしたが、全員捕まってしまうことでルフィバギーの拷問を受けることになります。

2-2 リッチーが登場しないことでモージが役立たずになり、シュシュと町長の話が全カット

ルフィが入った檻を破壊したりシュシュという犬の宝物である家を破壊してしまう猛獣のリッチーが登場しないため、ここの感動シーンは全カットとなり、モージがただの被り物をしたおじさんになってしまいました。また、町の住民はすでに奴隷のような状態となっており、町長の雄姿も命令に背くくらいでしか見ることができませんでした。

2-3 カバジとゾロの因縁

原作では特に過去について言及していませんでしたが、実写ではゴア王国でゾロに追い詰められ、兄がやられたと語ります。ゾロにとってはただの懸賞金でしかなかったようでしたが、カバジはとても大きな恨みを持っていました。また、原作ではバギーからの傷があったとはいえちゃんと戦闘しましたが、実写では磔状態のゾロに息巻いたあげく首絞めにあい、曲芸を披露する間もなくやられてしまいます。

2-4 ガイモンの話全カット

ワンピース原作ファンでは多くのファンがいるであろうガイモンの島の話は全カットされました。ガイモン「この世界を買っちまえ」などのセリフは多くの読者の考察を搔き立てるセリフでしたが、実際この先どこまでやるかわからない実写版のストーリーにはほぼ関係のないシーンであると考えられるため妥当な判断であると言えます。

3-1 ウソップ海賊団のニンジン、ピーマン、タマネギとジャンゴは登場せず

実写版では、ウソップの島に着くとすぐ造船上に向かい、造船中のメリー号とウソップに出会い、造船主であるカヤの家に招待され、パーティが催され宿泊することも許可されます。
原作ではウソップの境遇などをウソップ海賊団の三人との会話で知るのですが、実写版では回想で語られるのみです。また、ウソップの案内なしでカヤの家に行くため侵入者扱いされ追い返されてしまいます。

3-2 ジャンゴが登場しないことでクロの計画が変更されている

原作の計画では、カヤが死ぬ前にジャンゴの催眠術で遺書を書かせ遺産を相続することが目的でしたが、実写ではカヤが18歳になって遺産を継ぐ際に造船所の所有権の譲渡をクロにする手筈になっていたため、誕生日になった瞬間に実行に移すだけで良くなっています。

3-3 カヤとナミに友情関係が芽生える

カヤの家の物を盗もうとしたナミカヤに見つかり部屋に招待され、過去を話し合うことになります。そこで彼女らの交友関係が築かれます。原作ではほぼ話すことのなかった2人に友情が芽生えることでルフィ海賊団がカヤたちを助けることに説得力が出た点は良い改変だと思います。

3-4 メリーの生死

原作でも実写版でもメリークロに切りつけられますが、原作はかろうじて息がありその後生存しますが、実写版では亡くなってしまいます
カヤの今後を考えると、ウソップメリーもいなくなることはとてもツライ事実だと思いますが、実写版では原作より強い女性として描かれているので一人でも立派にやっていける女性であるとは思います。

3-5 原作での坂道での戦いはカットされ屋敷での戦闘に

原作では坂道でクロネコ海賊団を退けることで、海賊が来た事を嘘にするというウソップの作戦でしたが、クロネコ海賊団は来ておらずクロ側の人間はシャムブチのみであり皆屋敷にいるので、そのまま屋敷の中に全員閉じ込められ屋敷での戦闘になります。

3-6 シャムとブチが初めから屋敷の使用人

クロネコ海賊団のシャムブチが初めからカヤの屋敷で働いておりルフィに毒を飲ませたりカヤへの毒を少しずつ盛っていたりと暗躍していました。

3-7 ガープ中将の船(コビーたち)がウソップと合流

まず、原作でガープの船がルフィたちを追いかけまわしていないのでここで出てくることはありません。さらにコビーたちは麦わら海賊団とはルフィゾロのみが知っている仲でしたが、実写版ではここでウソップと交流を持つことになりました。

4-1 海軍がキャプテンクロに迫る

原作では海軍の存在は全くありませんでしたが、実写ではガープ中将の船がルフィたちに追いついたため登場しました。ウソップの言い分を聞き入れカヤの屋敷を訪れるコビーたちですがクロの嘘に騙され何もせず帰ります。その途中でルフィゾロと遭遇しますが、何もせず2人を送り出します
これだけ見ると本当に何をするために登場したかわかりませんが、おそらくコビーたちが海軍としての正しい正義を見極めるために必要なシーン?と納得することにしました。

4-2 杓子はないが抜き足が早すぎる

原作での坂道での戦いと違い、屋敷での戦闘なので杓子をやられてしまうとカヤたちも全滅してしまうためか、杓子はありませんでしたが、その代わり抜き足が早すぎました
ホラームービーの幽霊のような動き方をしていましたが、原作通りルフィが看破し勝つことが出来ました。

4-4 ウソップが海賊団に加入

原作では元々海に出る予定だったウソップが、1人で海に出ようとするところにルフィたちが「もう仲間だろ」と言い船に乗ることになりますが、実写版ではカヤを想いまだ海に出るつもりのないウソップでしたがルフィ狙撃手の腕と性格の良さを買って仲間にしたいと言い納得させます。
この改変はメリーがいないことで起こってしまったと考えられます。実際メリーもいなくなってしまったカヤの造船所はどうなってしまうのかと心配して離れらないと考えるのは妥当です。この状態で自分から海に出たいと言い出すようなウソップでなく良かったと思いました。

4-3 お別れのシーンで…

ウソップカヤのお別れのシーンでは、原作はそうなると思っていたとあっさり別れますが、実写はメリーがいないことで心配するウソップに、カヤは自分の夢を語り、強い女性であることを示しキスをして別れました。原作でもカヤからウソップへの好意は伝わりますが、実写版ではしっかりと行動で示してくれました。
原作ファンは恋愛要素の少ないワンピースを推している方も多いため、改悪だと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、ハリウッドでキスシーンがない方が少ないし、別れがよりドラマチックに感じるため、筆者的には良い変更だと感じました。

実写版ガープ中将の存在理由

原作ではこの時点では名前も登場していなかったガープ中将が、執拗にルフィを追いかけます。この理由としては原作の東の海編では自由な海賊を描いているようでしたが、それゆえに緊張感が少なく、実写でワンピースを見始めた方からすると海賊を野放しにするのはなぜだ?と疑問に思うかもしれません。
そういった観点から、孫を連れ戻し海軍にするという理由で追いかけているとは言え、東の海編で緊張感を持った描写が出来ているのではないかと感じます。

また、やはりルパン三世のルパンと銭形警部のように追いかけられる者追いかける者がいた方が両方の心理描写などがわかりやすく伝わるため良いと考えたのかと思います。
もしシーズン2が始まったときには、スモーカー大佐がいるためその役はいりませんが、東の海編でそういったキャラクターがいないためガープが駆り出されたと考察します。

まとめ

今回は1~4話の原作と実写版の違いについてと、その場面に対する筆者の考えを解説しました。カットされたシーンが多くその分ガープ中将たち海軍の話が盛られたため、ここはやってくれよという場面もたくさんあったかと思いますが、全部やると話が間に合わなくなりますし、話の緩急をつけるためにも海軍側が必要不可欠であるため仕方ないと言えます。

次回5~8話をまとめますが、これからも多くの改変が見られますが、原作との差がこれだけあるのにとても素晴らしい作品だったと思えるものであったため、実写化は大成功であったと思います。

この作品をなるべく多くの人に見ていただきたいですが、Netflix限定であるため会員でない方は無料会員などのお得な期間に見ていただきたいと思います。

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